仕事

2年間の転職活動でぼくが学んだこと – 完結編

どうも、ゆずです。

前回は2年間ダラダラと転職活動をしておきながら結局転職できなかったこと、失敗を重ねながら多少の学びを得たことをお話しました。お恥ずかしいかぎりです。

そこで今回は、いかにそれまでの教訓をいかして転職を成功させたかをお話します。

失敗編をまだご覧になられていない方は、ぜひ合わせてお読みいただけるとうれしいです。

前回記事:2年間の転職活動でぼくが学んだこと – 失敗編

ビズリーチの職務経歴書は定期的にアップデートする

まず大前提の話ですが、ビズリーチを利用する場合は定期的に職務経歴書をアップデートしましょう

ビズリーチは登録したばかりの時はバンバンメッセージが来ますが、数ヶ月するとパタリと連絡がこなくなります。

悲しい現実ですが、企業や転職エージェントは新規登録されたというだけでコンタクトしてきているだけです。引越しの見積もりを業者にだした時と同じです。

ゆず
ゆず
べ、べつに俺の経歴がすばらしいからではなかったんや・・・!

しばらくログインのないユーザーにはあまりメッセージがこないようになっているみたいです。転職活動は短期決戦が一般的ですし、返事がなかったら次に行こうと思うのは当然ですよね。

そこで履歴書と職務経歴書は定期的にアップデートするようにしていました。定期的にアップデートすることで次のようなメリットがあります。

・企業や転職エージェントの目に触れる機会がふえる

・キャリアの棚卸しになる

・本当に転職しようと思ったときにラク

企業や転職エージェントの目に触れる機会がふえる

企業や転職エージェントはサイトに登録した日や、最後にログインした日、などを参考にしてコンタクトする人を絞っているみたいです。

もう1つ彼らが見ている重要な情報がどうやらあって、履歴書や職務経歴書の更新日は間違いなくチェックされていますね。更新したばかりの時は明らかにエージェントからの連絡がふえますから。

つまり履歴書と職務経歴書を定期的に更新することで彼らの目に触れる回数を増やすことができるのですね。

自分が求める求人情報を手に入れるためには物理的に紹介案件を増やす必要があります。そうすることで好みの案件を紹介してもらう確率が高められます。

よって定期的な更新して紹介案件を増やすことは、納得のいく転職をするにはとても有効な手段でした。

キャリアの棚卸しになる

職務経歴書を更新することは、キャリアの棚卸しになります。

忙しい時や楽しい時はあっという間に時間がたってしまいます。だからこそ定期的に立ち止まって、一度自分を見つめ直すことは大切です。

ぼくは3ヶ月に1度、必ず職務経歴書を更新していました。

職務経歴書を書きながら自分の3ヶ月を振り返って、色々考えているのです。もっと学びたいことや、3ヶ月でできたこと、できなかったこと、とにかく色々。

ぼくは本当に忘れっぽくて、放っておくとついついぼ〜っとしてしまうので、意識的に振り返りの時間を作っています。ちなみに毎日寝る前には日記も。どちらも本当におすすめ。

本当に転職しようと思ったときにラク

本当に転職しようと思った時には、必ず履歴書と職務経歴書を企業や転職エージェントに提出します

申し込もうと思ったときになってはじめて過去数年分もまとめて書くのは意外ときついです。必要に迫られて気合いで書き上げるしかなくなって適当なできになりがち。

そんな時、直近3ヶ月まで更新が終わっているとほんの少し手直しするだけですぐ提出できるので本当にラクです。なにより完成度が高い。

ゆず
ゆず
職務経歴書なんて一瞬で提出できるぜ!

おかげで企業やエージェントとのコミュニケーションもスムーズになるのでいいことづくし。絶対に定期的に更新しておいてとにかく損はないですね。

転職エージェント選びを慎重にする

これまでの失敗で、企業選びよりもむしろエージェント選びの方が重要だと思うようになっていました。

そこで今回は企業選びはせず、とにかくエージェントとの接触を増やすようにしました。今回だけで4人のエージェントと会いました。終業後にコソコソと。本当に疲れた・・・!

そうするとエージェントにも色々な人がいることがわかりました。

・とにかく手元にある案件ならなんでもはめ込みたい人

・自分の元職場・仲の良い会社からの案件をとにかくはめ込みたい人

・自分がかつて夢見ていた仕事をはめ込みたい人

このように色々なエージェントがいるわけですが、ようはとにかく転職させてしまいたい。共通しているのは本当の意味でぼくのことを考えてくれている人はいなかったということです。少なくともぼくが会った人のなかには。

ご存知の方も多いと思いますが、エージェントの報酬は企業から支払われます。転職者の年収に一定割合をかけた報酬が企業から支払われるのが一般的です。

ビジネスモデルの性質上、我々転職志望者は客ではなく在庫にすぎません。客は企業です。だから彼らは常に企業の方を見て仕事をします。

これはビジネスモデルの問題であって、今回お会いしたエージェントの方は本当にいい人たちばかりでした。だから彼らが悪いとはみじんも思っていません。そういう仕事なのです。

どういうエージェントとおつきあいすべきか?

これは転職活動をはじめてからずっと疑問だったことですが、上記のように考えると答えはとてもシンプル。

ようは、単純によい話を持ってきてくれるエージェントとだけお付き合いすればよいのです

なのでエージェントのオススメの理由とかアドバイスとかは鵜呑みにせず、自分でしっかり考えて、よい会社の求人を持ってきてくれた人とだけコンタクトし続ければいい。

ぼくが最終的におつきあいしたエージェントは、ぼくのことなんてまったく考えている雰囲気がなくて、お得意様の会社のことばかり考えているような方でした。でも結局彼が一番よい求人を出してくれるから、もう彼に任せました。しかたない。ビジネスですから。

よい求人を持っているエージェントがよいエージェント

多くの会社にエントリーする必要はない

ぼくは必要に迫られて転職したわけではありません。

最初の転職のバーは32才。

そうエージェントからも聞いていましたが、元の会社自体は好きだったし、急いで微妙な転職をしてしまうくらいならそのままでいいかな、と。それぐらいに捉えていたんですね。

だから転職活動は急ぎませんでした。エージェントを選別するのに1月くらいかけて、その間に受ける企業も一緒に決めて、という感じ。

巷では新卒の就活のように何社も同時に選考を受けている人もいますが、ぼくの場合はとりあえず1社受けて、ダメだったら次を探す感じにしました。

同時に何社も選考を受けると、プライベートの時間が転職一色になりますし、選考のために生活のリズムも崩れます。

そして会社にバレるリスクもでてくる。ぼくはそれだけは避けたかった。万が一転職できなかった時に居心地が悪くなりますからね。

ぼくのように「今よりステップアップしたい」というモチベーションで転職活動をする、そして特に急いでいないという人であれば、決してショットガン方式で活動する必要はありません。

まとめ

以上がぼくの転職体験談のすべてです。

繰り返しになりますが、以下が今回の転職活動でのポイントでした。

・履歴書と職務経歴書は定期的に更新し、スカウトの数を増やす

・よい求人を紹介してくれるエージェントとのみおつきあいする

・急ぎでない限り、一度にエントリーする会社は絞る

ぼくの場合、エージェント選びには1月以上かけることになりましたが、エントリーした企業は1社のみです

そしてその1社で無事に内定をいただくことができました。結果にはとても満足しています。会社にもまったくバレずに。

ぼくの経験が少しでもみなさんのお役にたてれば幸いです。

おまけ

現在、外資就活ドットコムさんの外資就活相談室というサービスで就活・転職に関わる相談員もさせて頂いています。

ぼくになにか聞いてみたいことがある学生さんや転職志望の方は、コチラからなんでもお気軽にご質問ください。

それでは、今日はこのへんで。