どうも、ゆずです。
ぼくは転職しました。
Twitterでフォローしてくださっている方々はおそらくもうご存知でしょうか。外資就活ドットココム経由で見てくださっている方もご存知ですかね。ありがとうございます。
新卒で入社した商社ではだいたい6-7年ほど働きました。
仕事はそこそこうまくやれていたんじゃないかと思います。駐在もしました。かなり大きな投資案件も担当させてもらいました。仕事、すごく楽しかったです。
それでも転職を選びました。かなり長いこと悩みました。いや、ほんとに。
だから転職活動の世界には何回か足をつっこみました。ここだけの話、度胸がないので踏ん切りがつかず、そのたびに躊躇して、そして転職をあきらめてきました。
でも、そんな行ったり来たりな優柔不断なぼくだからこそ、転職活動のなかから学んだことがあり、ついに転職することができました。
そこで今回はぼくの転職活動の失敗と、そこから学んだことについてお話します。
どうかおつきあいのほど、よろしくおねがいします。
では、はじまりはじまり。
Contents
はじめての転職活動 – 理想と現実のギャップに愕然とする
ぼくがはじめて転職活動をしたのは2016年の秋でした。
結婚。駐在。そして介護。人生のターニングポイントを目前に控えての転職活動でした。
転職するとしたら今なんじゃないか?
目まぐるしく変わっていく自分の人生に焦りと不安を感じていました。
そこでビズリーチに登録して、すぐにお声かけ頂いた転職エージェント1人、それからベンチャー企業の社員1人とお会いしました。
転職エージェントの質の低さにショックをうける
はじめての転職活動の日、ぼくは胸をドキドキさせながらエージェントのオフィスを尋ねました。
約束の時間ちょうどに受付電話からエージェントに電話。
エージェントは、ぼくとのアポをすっかり忘れていました。
幸い時間はあるとのことだったのでそのまま面談をする流れに・・・。
が、当然ぼくの職務経歴書も読んできてないし、なんだか終始ぼーっとしているし、なにより口がとてつもなくタバコ臭かった。
とにかくいわゆる「さえないおじさん」という感じだったのです。
あまりにショッキングな「転職エージェント」との遭遇のせいで、出鼻をくじかれてしまったのでした。ぼくはその日以降エージェント不信になってしまったのでした。
・エージェントはかんたんに信用してはいけない
ベンチャー企業と待遇がおりあわず泣く泣く撤退する
日を改めて、今度はベンチャー企業の方とお会いしました。
30代後半のとても聡明な方で、「この人と一緒に働いてみたいなぁ・・・」と思ったのを今でもよく覚えています。
商社には決してないフレキシブルな感じとかスピード感とか、まさにぼくが求めていたような会社でした。仕事内容も魅力的でした。
幸いとても気に入ってもらえて、じゃあもうココに決めてしまおうか、とすら思っていたところで条件の話です。
給料がメチャメチャ低い!
当時の年収マイナス200万円くらいだったでしょうか。
さすがにそこまで生活水準は落とせない。そう思ってしまったのです。
なにしろ当時は結婚式目前、介護目前だったわけです。
生活水準を極端に落とすことにはどうしても抵抗がありました。
年収2,000万円ある人が1,800万円になるのはそこまで変化ないと思います。が、600万円が400万円になるとかいうレベル感だと転職での給与ダウンはかなりツライのです。
当時ぼくは商社に勤めていましたから、給与水準が中途半端に上がってしまっていたんですね。そしてその年収で結婚費用や介護費用を捻出しようとしていました。
けっきょく条件がおりあわず、その話は流れてしまいました。
・ベンチャーへの転職は一時的な給与ダウンを覚悟すべし
そのあとはお恥ずかしい話、結婚や駐在の準備でアタフタしてしまい、転職活動どころではなくなり・・・。
こうしてぼくの第1期転職活動はおわりました。
2回目の転職活動 – 忙しすぎて思考が停止する
その次に転職活動をしたのはアメリカ駐在真っ最中の2018年春でした。
そろそろ帰任のメドが見えてきた頃。一方で仕事に忙殺されていた時期でもありました。
朝も夜もなく、土日も祝日もなく働きづめで、月の残業時間100時間超を6ヵ月以上継続してました。つらい!
体調でもくずれてくれれば労災・過労死扱いになったのでしょうが、アドレナリンが出まくっていて、あいにくぼくのカラダは壊れてくれませんでした。でも、身の危険は常に感じていたのです。
そんな状況でしたが無謀にもアメリカから転職活動を試みました。
帰任即転職。
ぼくがこれから健康で文化的な最低限限度の生活を送る方法はこれしかない。そう思ったのです。
ベンチャー企業で働くことに違和感
すぐにビズリーチ経由でのスカウトに応じて面談をすることになりました。Skype面談です。
またこりずにベンチャーです。
そもそもぼくがベンチャーに興味をもっていたのは、会社自体が成長途中であることがよいと思ったからです。フットワークが軽くて、柔軟で、それでいて組織がまだ未成熟な環境で働いてみたかったのですね。
面談はふつうにおわったものの、なにか違和感が。
今になって思うと、その会社はぼくにはカジュアルすぎたなと思いました。
面談もはじめからこんな感じでしたし・・・。
(いやいや、初対面だから!友達じゃないんだぞ!)
ぼくはあまり堅苦しいのは好きじゃないですが、せめて初対面の時くらいは丁寧にお話しておきたいです。
相手の方も緊張しないように気をつかってくれたのかもしれません。大企業体質が染みついてしまっていたのかもしれません。とにかくどうも生理的に受け入れられませんでした。
この時を境に「ぼくはベンチャーは向いていないのだな」、とあきらめがつきました。
全てのベンチャーがこうではないとは思います。それでも人の言葉じりをいちいちとらえてイライラしているようでは、この先うまくやっていけるわけがありませんから。
そう思って、もうベンチャー企業はみないことにきめました。ずいぶん時間がかかりましたが、やっと1つ見極めがつきました。
・カルチャーが合わない会社への転職はさけるべし
給料が一気に上がる同業他社への転職をあきらめる
それからすぐ、今度はヘッドハンターから同業他社への転職案件を頂きました。
今回もヘッドハンターとSkype面談をしてみたところよさそうなお話でした。これまでやったことがある仕事であるにもかかわらず、年収がかなり上がるお誘いだったのです。
でも最終的にはお断りすることにしました、とても悩みました。
そもそも、ぼくは単純に給料がよい仕事に転職がしたかったわけではなかったと思い出したからです。
これまでにない新しい経験をする。
それがぼくが転職を志すにあたっての最優先事項でした。安易に給料がよければよいというわけではないのです。
商社でのキャリアはいずれ頭打ちになる。
そう思ったからそもそも転職活動をはじめたのです。そこから目をそらしてはいけません。
同業他社には転職しない。
そう再び自分に誓って、泣く泣く撤退しました。
・給料がよければなんでも良いわけではない
まとめ
いかがでしたでしょうか?
以上がぼくの初期の転職活動です。周りに転職活動経験者があまりいなかったので、ずいぶんと回り道をしてしまいました。
ぼくの転職活動の撤退から学んだことのまとめです。
・転職エージェントを安易に信用してはいけない、エージェント選びは慎重になるべし
・ベンチャーへ転職するなら一時的な給与ダウンを覚悟すべし
・カルチャーが合わない会社への転職はさけるべし
・転職の先になにを手に入れたいかをよく考えるべし
次回はぼくが実際に転職に成功した時に意識したポイントなどについてお話します。
それでは!